HISTORY OF SNUS「スウェーデン編」

スウェーデンにおけるSNUFFとSNUS

ストックホルムを訪れたなら一度は寄っておかなければならないだろう、ということで、今回訪れたのは市内にある『Snus & Tandsticks Museum』。つまりSNUS&マッチ博物館だ。

SNUFFは元々1700年代に貴族間で流行したタバコ。しかし現在のSNUSとは随分異なっていたようだ。当時のSNUFFは、乾燥していて粗く削られたアロマの強いタバコパウダーを鼻から吸うもので、現在のように歯茎に挟む為に袋には入れられていなかった。

SNUFFは、手作業で作られることから高価な商品だったようで、当時使用していた人々は男女は問わないものの、上流階級における嗜みだったようだ。

また、ファッション・アイテムとしてもかなり流行っていたようで、SNUFFを入れるケースには様々なマテリアルが使用され、数多くの種類が存在していたようだ。おしゃれな人の中には、クローゼットの衣装に合わせて、SNUFF BOXも替えていたというから驚き。その素材やデザインは、その人のキャラクターやステータス、地位を表す一つの指標としても機能していたようだ。

これらのSNUFF BOXは、社会的な指針として広く行き渡り、友好や愛の証としてのプレゼントにも重宝された。また、貴族間でも、 各家の親交に関わる重要アイテムとして見なされていた。

SNUFFは、スウェーデン内では多くの場所で生産されており、Gothenburg,Eskilstuna,Norrkoping等が有名なようだ。17世紀後半に入ると、国内だけで年間生産が58.4tにもなったそうだ。

1789年のフランス革命以降、国際的にも自然法が見直され、厳格な階級組織は崩れていった。その経緯から、SNUFFカルチャーは突如として終焉を迎え、シガレットが一般的に普及することとなった。

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